結婚相談所マリーミーは、婚活中の男女を通して見えてきた、最新の婚活事情について、分析・発表した。
結婚相談所では、「宗教」「持病」等の開示は必須ではない
安倍元首相の銃撃事件以降、宗教に関する報道が増え、婚活現場でもセンシティブになる方が増えている。今まで気にしなかった方からも、「お相手が特定の宗教に入っているかどうかを確認したい」という声をよく聞くようになった。
結婚相談所は、プロフィールで個人情報をしっかりと確認できることがメリットだが、宗教や持病についてはプロフィールへの記載は必須ではない。以前は、宗教欄があったが、2020年に削除された。
理由として、結婚相談所は加入連盟のシステムを使ってマッチングを行う場合が多いので、プロフィールは顔写真と共に連盟のシステムに公開される。そうなると、全国の会員が自由に閲覧できるため、個人情報保護の観点から削除されたのだ。
ですから、昨今の報道で結婚を考えているお相手が特定の宗教に入っているのかどうか不安になり、縁談を進めるべきか悩む方も少なくない。
また、コロナ禍を経て、軽度の「鬱」や「適応障害」の症状が出た方から、「交際相手に打ち明けた方がいいですか?」という相談もある。こういった持病の有無等についても、やはり後からトラブルにならないように、結婚前にお互いに確認しておくことが必要だ。
宗教や持病など、重要だと思われる事柄については、真剣交際(お互い、1人に絞って結婚を前提にお付き合いすること)に入る前に、相手に打ち明けることをすすめている。