
カンボジア・カンダル州の村でニシキヘビが結婚式を挙げた。きっかけは、精霊のお告げだった。
結婚へと至る
ニシキヘビのカップルは、花嫁チャムレウン、花婿クロンピッチ。チャムレウンは、1994年の幼ヘビの時にNeth Vyさんに拾われ、大切に育てられてきた。だが、そのチャムレウンが1カ月ほど行方不明になり、先週見つけられてやっと戻ってきた。
その間に出会いがあったのだろうか。オスのクロンピッチが現れたのである。ある少年が精霊のお告げと称して、「チャムレウンとクロンピッチを結婚させなければ、村に悪疫が広まる」と言い、占い師たちも「村の幸運と調和のために結婚させるべき」と言ったため、急遽、村の長老たちが2匹の結婚を取り決めた。
結婚式はカンボジアの伝統に基づいて行われた模様。約1000人もの参列者がいたというから驚きだ。2匹は結婚の儀式の後、仲良く同じかごに入ったそうである。
今年はヘビ年ではないが、皆の祝福を受けたニシキヘビカップルが、村人たちに幸せをもたらす事を心から願う。
カンダル州