米国の大規模調査によると、ガン患者にとっては、結婚している方が助かる確率が高いそうだ。つまり、夫ないし妻が救世主になるという。
調査概要
ハーバード大学が中心となった調査では、全米で乳ガン、肺ガンなど10種類のガンに罹っている患者約75万人のデータを分析した。その結果、既婚者の方が早期発見の率が高く、治癒できる可能性も高い事が分かった。
この傾向は特に男性で顕著であり、症例別では、乳ガン、大腸ガンに於いて、結婚が化学療法より生存率を高める場合が見られたという。
なぜ、結婚していると、ガンで亡くなる可能性が減るのだろうか?その理由については、実は結婚が社会的なサポートの代わりになっているという事実がある。カップルはお互いに気づかうため、どこか具合が悪くなったらすぐ診察に行き、早期発見につながるというのだ。
という事で、結婚した方が長生きできる可能性が高いらしい。しかし、未婚の方も恐れる事はない。結婚が社会的なサポートの代わりなら、社会的サポートを充実させればいいのである。地域社会もあるし友達もいる。何よりも社会から孤立しない事が、結婚しない場合の保険となるのだろう。
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