200万円の差は大きい!
昨年出版された書籍「
35歳を救え なぜ10年前の35歳より年収が200万円も低いのか」(NHK「あすの日本」プロジェクト×三菱総合研究所)をご存知でしょうか。この書籍の中で、10年前の男性の年収のほうが現代より200万円も高いことを指摘しているのですが、これは大きな差だと思いませんか。
実はこの年収の差が現代社会の晩婚化をさらに加速させているというのです。実際に年収が少ないことで、将来に希望がもてないという男性が増えているのも事実です。
また、この著書によると、恋人との結婚を考えたものの相手の親に「今の収入で家族を養っていけるのか!」と問い詰められ、結局、結婚をあきらめたという男性もいるようです。
自治体に期待
しかし、結婚できない理由を収入だけのせいにするのはナンセンスですね。低収入でも結婚している35歳の男性はたくさんいますし、子供をもって幸せになっている人もたくさんいます。
ですから、嘆くことはありません。本書でも、この状況に必要なのは自治体が生活コストへの支援を積極的に行うことだとしています。若い世代が結婚に希望を持ち、安心して子供が育てられる社会に期待しましょう。
“35歳”を救え なぜ10年前の35歳より年収が200万円も低いのか